頭を使った練習とは?

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昨日の練習での名言、柔術はチェスですね!by櫻井徹也。
まあ本人はチェスなんて知らないだろうしチェックメイトをチェックマットとか言ってるレベルなんでアレなんだけど、猪突猛進だったころを考えたらすごく成長したなーと思いました笑
そう、柔術のスパーリングで一番大切なのは一本とったとられたではないんです。
しっかりとポイントやアドバンテージ、試合だったら膠着ペナルティをとられているかな?と言った点までのレフリー目線からの視点も入れて練習しなければ意味がありません。
ポイントやアドバンテージ、ペナルティ次第で次に自分にとって必要な動きがわかるようになってきます。
試合中に相手を手詰まりにさせることだってできます。
スパーリングで大事なのは終了のタイマーが鳴った時にどうしてその結果になったのかを省みることができることです。
なぜそうなったか?
その時その時の判断が正しかったのか間違っていたのか?
また同じシーンになった時に素早く的確な判断がえらべるのか?
試合での判断ミスは敗北に直結します。
スパーリングでそのパターンをしっかり学習してもらえたらと思います。
そしてだからこそ力に頼っただけの一か八か的な強引な動きを必要とするスパーリングは意味がないと思います。
例え運良くそれが練習で出来たとしてもそれはあくまで運が良かっただけで同じことが次に出来るとは限りません。
もちろん一か八かの勝負も時には必要ですがそれはあくまで最終手段。
しっかりとしたゲームメイクを出来るような練習をしていきましょう。

ビギナーから青帯への道

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今日のビギナークラスではニーオンザベリーの質問をうけました。

ニーオンザベリーをスパーリングでうまくできないという内容でした。
なぜうまくできないのか?
①ニーオンザベリーの形がわからない。
②相手がうまく逃げる。
①のニーオンザベリーの形はルールブックで確認しましょう。
間違った形だとアドバンテージも入らないので注意してください。
②の相手が逃げてしまう場合。
ニーオンザベリーもほかと同じく3秒キープが必要です。
なので3秒キープする前に相手が逃げてしまうのは想定の範囲内にしておきましょう。
ニーオンザベリーが取れなければそれをもとにしてマウントやバックなどのより高いポイントを狙います。
そうすることで相手はニーオンザベリーに対するディフェンスだけでなく、マウントやバックのディフェンスをしなければならなくなり全体的に相手をコントロールすることができるようになります。
そこでルール的な話になりました。
パスガードからマウントを取る流れで一度マウントを取った場合、次にニーオンザベリーをした時のポイントは入るかどうか?
このようなポイントの取り方についての話となりました。
結果、毎回ルールブックに目を通しましょうが出来ていない方が多いこと多いこと。
ルールを覚えてくださいはスイープが2点とかそういうことではありません。
ポイントやアドバンテージ、残り時間によって何をしたらいいのかがわかるようになります。
膠着ペナルティでさえも勝つためには必要になる場合もあります。
その意味がわかるようになってもらいたいと思います。
とりあえずルールブックを読んでください。
ルールブックを読んだなら絶対に質問してくるはずです。
なぜなら読んだだけで意味がわかるものではないと思うからです。
青帯を目指すならルールを覚えましょう。

力を抜く方法

今日の夜は毎週恒例の連続ロングスパーリング。
スパーリングを連続してやる気持ちさえあれば参加してください。
途中で疲れたから休むのはなしなクラスです。
奇数での休憩はあったものの今日もみなさん完遂でした。
最近、どうしたら力を抜けるかが議論されてますが、力を抜こうとしてできないにら力を入れっぱなしでずっーーーと連続してスパーリングしてみたらいいと思う。
力を抜かないで最後までやれるならやればいい。
たぶん無理なはず。
だからそのスタミナがないのならスタミナが持つように力を使うのを配分していけばいいわけです。
そんな想いのこもっているクラスです。
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そんな連続スパーを終えてみんな帰ってしまったのに居残り練を志願する人。
今日の自分、どうでしたか?で切り出してました。
そんな土曜日夜のクラスでした。

インストラクターの役割

インストラクターの役割について。

最初に言っておきますがこれは僕の私見です。
僕は格闘技のインストラクターは誰でもできるものではないと考えてます。
ただ残念なことにインストラクターの資格的なものが明確ではないのが現状です。
悪い言い方をすれば自称黒帯が帯を発行することだってできます。
IBJJFではきちんと登録をしていなければ帯の発行はできません。
が、しかしそれはあくまでIBJJFの話であって自称黒帯が他の連盟の試合に出場することは可能なわけです。
一応登録制度がある柔術でもこんな感じなわけで団体が乱立しているMMAやキックボクシングなんかはもっと自称プロ選手がいるわけです。
ではどのしたらインストラクターになれるのか?
雇用する側のジムや道場の判断に任されているのがいまの現状です。
はじめに言っておきますが、他のジムや道場の経営方針についてとやかく言うつもりはありません。
今日、一番話したいことは僕が思うインストラクターの役割。
僕はインストラクターには経験、つまり実績を求めてます。
理由は簡単。
その実績を得るために努力した人に教える資格があると考えているからです。
根性ない人に根性だせと言われて納得できますか?
運転免許がない人に運転が下手だねと言われたらどうでしょう?
先にも書きましたが格闘技インストラクターという資格がない以上、目安となるのは実績しかないと思います。
いくら実績があっても教えるのが下手とかそういうことを言っているんではありません。
たしかに教えるのと自分の実力は関係ないかもしれない。
けど、それはある程度の経験があることが最低条件でしょう?
先にも書きましたが自分が未経験なのに教えてくる人のどこに説得力がある?
みんながみんなが試合で勝つことを考えていないとか楽しんでやれればいいと言う人がいます。
その通りです。
楽しんでやれればいいのならサークルでよくない?
みんなで集まって技術を出し合って楽しく練習するならサークルで十分。
では道場に入門してくる人は何を求めているのか?
教えてもらう側からすればしっかりとしたものを教えてもらって満足できればいいわけです。
それはインストラクターの経験や実績は関係ないかもしれません。
プロになれなかった人や色帯でもわかる技術を教えてもらってその人が満足と思えばこのミッションは完了だからです。
でもそれって本当に満足してるのか?というのが僕が思うところです。
山登りに例えてみましょう。
山登りをはじめてする人に高尾山しか登ったことがない素人同然の人が同行してすごく楽しかったと言ってます。
けどその初心者の方は高尾山には満足したけどそれ以上の満足、例えば富士山の山頂からの景色なんてのは見ることはできませんよね?
だってその素人同然の人だって富士山は未経験なんだから。
ある程度の経験をもつインストラクターは実績にもよりますが富士山はもちろん、エベレストだって登れるように指導してもらうこともできるんです。
さらに、もしそれで経験不足からくる怪我などをした場合、それでも楽しいと言えますか?ということです。
素人同然の人に例え高尾山でも命を預けることができますか?
格闘技も同じです。
格闘技も一歩間違えたら相手や自分も怪我させてしまう、してしまう危険性のある競技です。
経験のあるインストラクターはそういった危機管理能力にも長けてます。
本当の意味で楽しい!を教えることができるのはやはり経験や実績のあるインストラクターなんです。
そんなわけでうちのインストラクター、および黒帯選手は経験、実績ともに豊富な方が揃っていますのでわからないことがあればなんなりと聞いてみてください。

湯浅麗歌子クラス

今日のグラップリングクラスはADCC予選で無双した湯浅麗歌子クラスになりました。

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いろいろと勉強させてもらいましょう!
ぶっちゃけスパーリングを見るだけでも練習になります。
火曜日、水曜日、木曜日は基本、来てくれますのでよろしくお願いします。

Asian & Oceania Championship “Trials to World Championships 2019

ADCCアジアオセアニア予選、女子エキスパート-60kg級に出場した湯浅麗歌子は初戦Olivia Kett 選手を腕十字で下すと準決勝でもMika Arai選手に腕十字で快勝。

決勝は10th Planet Jiu JitsuNatalie Frankcombe選手相手にポイント10-0から腕十字を極めて優勝。
9月にアメリカで行われるADCC世界選手権の出場権を獲得しました。
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基本原理を覚える練習

今日はパスガードの練習をしました。

パスガードに限らずな話なんですが基本とされる動きというか原理を覚えることが一番応用が利きます。
よくある質問、「相手が〇〇してきたらどうしたらいいでしょうか?」という聞き方が多いんですがこれに答えていると〇〇してこないで△△の時はでそれを全部覚えないといけないみたいになります。
そんなことをするよりも原理、例えばパスガードであれば相手の足を利かなくするためにどうしたらいいのかを覚えておけば相手が自分の知らないガードをしてきても応用して対処することができるようになります。
ピッチャーでいえば球種を増やすのではなく投球フォームを整える練習をすることで全体的なレベルを上げる近道になるわけです。
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そういった意味で少なくともパスガードとスイープに関しては基本的な原理を覚えるような練習をしましょう。

セコンドの役割

Twitterを見ていたらある有名ライターへの質問箱に先日のクインテットにおける自分のセコンドでの発言、具体的に言うとタップしない相手選手に対した選手への折れ発言が野次であり罰はないのかという質問が書かれていました。

まあ、たしかに聞いていて感じのいいもんじゃないのはわかります。
たしかにね。
けど今回の場合、クインテットのような一本極めないと勝てないルールで、身体が柔らかい女子選手、さらには団体戦という負けが自分だけの責任にならない試合では特にタップしない、というかタップできない選手にはどうしたらいいのか?という問題が生じます。
タップしないんだからタップするまで極めればいいんだけどそれが出来ない選手だっています。
逆に試合だから仕方ないと割り切って極めきる選手もいます。
それら選手に任せてセコンドは見てればいいのか?
自分はそうは思いません。
セコンドの仕事について自分の考えです。
この場合、折れという指示は自分の選手に対してはセコンドの指示が出ているんだから相手が怪我をしてもそれはセコンドの責任だよ的なメッセージになります。
と同時に、タップしない相手選手に対してもうちの選手は折る気で行くから早くタップしてねというメッセージにもなるわけです。
問題のシーンはたぶん初戦の第1試合だと思う。
相手は4人抜き経験者の女子中学生。
彼女の性格とか話したこともないけど絶対タップしないと思ってました。
実際タップしなかったわけですが、ルール的にも見込み一本がないプロのルールで、しかも相手が中学生ときたら躊躇する場合もあるでしょう。
そういう意味でこの 折れ という指示が深い意味を持つことになるわけです。
ちなみにうちのチームには初戦は極められそうな体勢になったらタップは早めにしてください指示を出していました。
初戦で無理して我慢し怪我してしまったらチームが勝ったとしても決勝はどうするつもりなんでしょうか?
例えエースの湯浅選手が取られかかってもチームメイトを信頼してすぐにタップしてもらうようにお願いしていました。
クインテットのようなルールの場合は早めのタップを心がけていかないと結果チームに迷惑をかけることになります。
余談ですが初戦大将の越後さんがタップは早めにします!と宣言したときにはさすがにツッコミました。
大将がタップしたらそこで試合終了ですから。
セコンドの仕事。
僕が思うにセコンドの役割とは足を持ってとか〇〇をしろとか言ういわゆる技を指示するのではなく、選手が何を考え、何をしたいのか?相手選手は何を考え、何をやろうとしているのか?その辺を第三者目線で読み指示を出すことで自分の選手がやりやすい環境を作っていくことだと思います。
選手の心が折れそうな時に声をかけることで支える最後の砦。
セコンドは声を出すことしかできないけど一緒に戦っているんだという意志を示すことで選手を勇気づける役割。
時にはタオル投入やらタップしていいよという指示、撤退命令を出すこともある。
選手を無事に戻らせることも仕事。
そう思っています。
だから逆に言えば自分の選手がタップしない状況で何にも支持しないセコンドの意味がわからない。
折れ じゃなくて相手選手にタップしてと懇願した方がいいのかな? 
関節技じゃなくて打撃ならどう?
タオル投入しないセコンドとどう違うの?
ちなみに野次ですが相手選手のお父様がうちの選手についてテクニックしかない、フィジカルもスタミナもない!と叫んでおられたので選手に代わってフィジカルしかないからフィジカルでも負けるな!と言い返しました。
半分くらい野次ですが半分くらいは意味がある。
聞こえたかはわからないけどああいう選手をイラつかせる相手戦術に対しては言われたら言い返す。これが基本。
こうすることで少しだけ選手のイライラ気分を落ち着かせることがあります。
ちなみに相手が外国の人だったり日本語言ってもわからない場合にはこの手法は使いませんのであしからず。
そんなわけで僕の場合は無駄に汚い言葉を使っているわけではないので。

コラム的なアレなやつ vol.1 柔術の帯について

柔術の帯は白帯から始まって青、紫、茶、黒と上がるんですがどうやったら上がりますか?的な質問が多いです。

とりあえずざっくり言うと団体登録をしている道場で指導者登録をしている先生がそのアカデミーとアソシエーション内の生徒にのみ独自の判断で帯を発行する感じです。
黒帯の認定は茶帯以下は黒帯から、黒帯の認定は黒帯二段以上からできます。
ちなみに自分は三段なので黒帯も出せます。
次に昇格の基準についてよく聞かれます。
この基準についてはそのアカデミーのポリシーによりけりです。
統一基準みたいなものはありません。
ちなみに自分はアソシエーション含めて試合結果、練習の様子から判断する感じです。
よく他競技での実績がある選手の帯について問われますがこちらは連盟基準である柔道やレスリング、MMAなどの実績を考慮しています。
が、自分の考えでは、それら他競技に偏って柔術の試合で出した結果で帯を上げることはしません。
他競技の技術だけで柔術の試合で結果を残すのではなく、柔術の技術の中で他競技を利用して結果を残すことを評価したいと考えています。
他競技の経験がダメなのではなく、あくまで柔術の技術を評価していきたいと思っています。
こういった部分がアカデミー毎の特徴があるのも柔術の面白さだと思います。image