TEAM BJJ KUNOICHI

湯浅麗歌子率いるTEAM BJJ KUNOICHI。
優勝候補と言われても合計体重が約20キロも軽く、平均年齢が一番高いチームが勝つためには試合順が一番重要と考えてました。
初戦の相手チームの予想オーダーは先鋒 池本、次鋒 長野、中堅 山本、副将 杉本、大将サラと予想。
自分が山本美憂選手の立場なら14才のシンデレラガールを先鋒に持ってくるに違いない。
九州4人抜きの勢いをぶつけてくるだろうと。
同時に第1試合の10thとジュエルスチームの結果が気になりました。
この両チームにはKUNOICHIにはいない重量級の選手が2人ずついます。
決勝を考えるとおそらく湯浅でもカルピネンから取ることは難しい。
チームが10thに勝つためにはカルピネンとリズを止めてさらにスマジャクルス、ファビアナ、ガンドラムという軽量級の強豪から決めなければならないわけです。
僕はこの10thは湯浅級が5人いるレベルと想定していました。
桜庭さん的には引き分け狙いは面白くないようですがそんなノーガードの打ち合いで勝てるレベルではありません。
当たり方が悪かったらカルピネンに5人抜きされるレベルのチーム、それが10thなんです。
幸いKINGレイナ選手が5人抜き宣言をしていたので10thの重量級の選手のどちらかは先鋒もしくは前半で来ると予想することができました。
結果的に10thの初戦オーダーは先鋒にリズ、中堅にカルピネン。
そして第1試合はリズがKINGレイナ選手に止められたものの中堅カルピネンの無双で10thが勝利。
結果、決勝はスマジャクルスとファビアナが先鋒次鋒が確実になりました。
KUNOICHIのポイントゲッターは湯浅と市川。
この2人に重量級を当てディフェンスをさせることは止められる可能性はあります。
が、そうすると軽量級の3人で湯浅レベルの3人から取らなければならないことを意味していました。
そして何よりも一回戦で戦わない人を優先して使うルールがあるため初戦を湯浅で終わらせると市川を序盤で使わないといけなかったのです。
この時点で決勝のオーダーを先鋒 越後、次鋒市川、中堅 杉内、副将 湯浅、大将 澤田で考えてました。
こちらは越後、市川で軽量級の先鋒次鋒のどちらかを取ってどちらかを引き分け中堅にはいるだろう重量級一人(リズと予想)と引き分け、残りのガンドラムとカルピネンを杉内、湯浅で止めて大将一人残りで勝利というパターン。
カルピネンかリズが大将でくると予想。
序盤戦か副将の湯浅で奪ったリードを大将と引き分けて澤田残しで勝つパターン。
したがって大将戦にもつれ込む展開では敗北を意味していました。
このパターンを使うか否かは初戦次第。

初戦はレスリングのTeamSun Chlorella

初戦はレスリングとブラジリアン柔術のプライドをかけた戦い。
テーマを「プライド」にしました。
この一本を取るというルールで負けるわけにはいかないと鼓舞しました。
先鋒には攻撃力ナンバー1の杉内。
杉内さんの攻撃力でサラマクマン以外を取れるとこまで行ってもらう作戦。
決勝を考えるとスタミナが不安な杉内は決勝まで回復時間も取れる先鋒のここしかない。
次鋒には澤田明子。
緊張を解す意味でも早めに使いたかったのと澤田が粘っても負けても、万が一にも勝てた時にはチームに勢いがつきます。
それに杉内が引き分けた場合は相手は疲労なしの相手だし、杉内を倒した相手なら強い相手なので澤田明子には1分1秒粘ることが相手のスタミナを奪い、次の湯浅が楽になると伝えました。
中堅の湯浅の実力は十分知ってます。
しかし不安材料である体格差があるのでサラマクマンとは引き分けで構わないと思っていました。
山本選手とは市川が引き分け以上でチームは勝てますし、初戦で市川を使えれば決勝は後ろの方で使うことができるからです。
そのため試合の展開次第では湯浅の出番はサラマクマンまでというのもありました。
大将に越後を置いたのは決勝の10th戦でモダン柔術の芝本選手の弟子という点で決勝のスターターを任せたかったのと、やはり怪我も考慮しました。
実際のオーダーは先鋒 池本美憂、次鋒 杉本恵、中堅 長野美香、副将 サラマクマン、大将 山本美憂。
こうして始まった初戦。
序盤は杉内由紀!とは言ってましたが想定外の活躍で三人抜き。
まさかのサラマクマンまでひきづりだした。
杉内、澤田と取られました。
サラマクマン戦前、湯浅から(サラから)取れたら取っていいですか?と聞かれてOKを即答。
ファン目線でみると湯浅vs山本は見たいカードだと思いましたしなによりも僕も見たかった。
悩みましたがこの瞬間腹を決めました。
結果はサラマクマンと山本美憂を極めて市川、越後残しで決勝進出。
迎えた決勝戦。
先鋒 越後伊織、次鋒 市川奈々美、中堅 杉内由紀、副将 湯浅麗歌子、大将 澤田明子。
先鋒 スマジャクルス、次鋒 ファビアナ、中堅 カルピネン、副将 ガンドラム、大将 リズ。
予想では副将にリズだったので上手くいけば大将戦にもつれ込むことなく湯浅でガンドラム、リズで終われると考えてました。
この上手くいけばというのも簡単なことではないのも百も承知。
奇跡に奇跡が起こらないとならない状況です。
エディブラボー曰く、EBIの経験者で完璧なギロチン、パス、裸絞め、足技などを持ちながらもかなりアグレッシブなファイターというスマジャクルス相手に先鋒 越後が十字の態勢を取られるも驚異の粘りで引き分け。
次鋒 市川もエディが足技やEBIのオールドスクール技も素晴らしい選手と称するファビアナ ジョージをタップ寸前まで追い込むも引き分け。
中堅はマッケンジーに勝ち、この日も初戦で3人抜きしているカルピネンとの3人抜き対決を体重差を物ともせず杉内が引き分ける。
試合前、決勝は柔術家らしく「我慢」がテーマと話しました。
そして迎えた副将戦。
相手は10thの不安要素のグレースガンドラム。
エース湯浅なら問題なく行けると考えてました。
この時点で優勝を確信した自分がいました。
しかしこの不安要素はうちの不安要素でもありました。
ガンドラムはひたすらディフェンスに徹し、湯浅のオフェンスに対して全て先にディフェンスしカウンター狙いの戦術に徹してきました。
身体の使い方や柔らかさもありエースを潰されました。
大将戦はエディ曰くUFC参戦経験もある、チョークがピカイチの怪獣黒帯リズ・カームーシュを相手にディフェンスの澤田が本領を発揮するも引き分け。
大将戦の内容でチームは敗退しました。
結果論で言えば湯浅を大将に置かなかった自分の敗北です。
ガンドラム相手なら澤田は引き分けられただろうし、湯浅はリズになら勝てた、取れなくても内容でも勝てたと思います。
最後の最後で湯浅に楽させようとしてしまった、信頼しなかった自分の判断ミスです。IMG_5038
続く