想定の範囲を広げた練習をしましょう

想定の範囲を広げる?

どういうことかというと自分が目標としている試合にのぞむ時が常に絶好調という保証はないですよね?
そうしたなんらかのトラブルを想定して準備しておくと絶好調ではなくとも結果を残せる可能性は高くなります。
・試合相手の相性
いろいろなタイプの人と練習していくと苦手なタイプに出会います。
無差別でないなら体重が全く違うとか怪我を誘発させる練習をする人は別ですが、自分が苦手なタイプの人とも練習することは自分にとってプラスになります。
苦手なタイプの人と当たった場合はどうしたらいいのか?ですが自分のスタイルを崩してまで相手に付き合う必要はないが答えだと思います。
相性が悪い人とはなんでもそうですがイライラしがちです。
イライラはいいことないから。
我慢することでチャンスを待って最少限の攻撃で勝つ練習を奨励します。
・体調
前述のように例えば四年に一度のオリンピックにのぞむのにその日の前の日まで熱があった、足をくじいた、眠れなかったなどなど、最高のコンディションじゃない可能性だって十分あり得ます。人に移す病気とかはどうすんの?という質問はなしです。
たくさん試合に出たり練習していたらそういう日もあります。
そういう日だから今日は欠場しようとか練習を休むというのではなくそういうコンディションだからこそやるべきだと。
そんなコンディション不良の練習をする機会なんて滅多にないのだから。
もちろん試合までの調整をきちんとするのは当たり前。
けどそれでもうまくいかないこともありえます。
うまくいかなかったときにどうリカバリーするのかも試合に勝つ為に必要なことだと思います。
そのためにいろいろなことを想定して準備するようにしていきましょう。
ちなみに自分は試合前日にいろいろ考えすぎて眠れなくなってしまう時がありました。
この経験から試合前日は時間にかかわらず眠い時は寝て眠れない時は起きてるようにしました。
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湯浅モデルの新作着の予約開始のお知らせ

湯浅麗歌子モデルの新作着のお知らせです。
以下、湯浅より
私の想いを込めた新しい道着『結び 〜Musubi〜 model』をエイトボールから発売することとなりました!今年のテーマは『柔術と結び』です。完全予約発売となります為ご購入希望の方はお早めにご予約ください!
予約受付は本日4/17(水)〜5/17(金)PM18:00までです!
↓道着の詳細や価格などが知りたい方は『商品詳細 』までとばして下さい!↓
今年は日本の縁起物の一つである飾り紐の刺繍を入れました。
水引には未開封であるという封印の意味や魔除けの意味、そして「人と人を結びつける。相手を想い心を結ぶ。」といった意味合いがあります。私はそれを知った時に美しくまさに柔術のようだと思ったのです。
そんな今回のモデルは8ballのロゴの他に、3種類の刺繍を入れました!
まずは背中の「あわじ結び」
あわじ結びは縁起の良い結びとされ、一度結ぶと解くのが難しくまさに多彩なガードワークのような結びです。
また両端を引っ張るとさらに強く固く結ばれることから末永く結ばれるという意味があり「柔術と末長く寄り添う」そういった決意を表したくて背中に「あわじ結び」を入れました。
次に右足の表と裏の「二重叶結び(ふたえかなむすび)」
二重叶結びは古来から伝えられてきた日本独特の結びで、お守り袋や水引にも用いられる縁起の良い結びです。
結び目の表が『口』の字、裏が『十』の字になることから叶結びと呼ばれていて、紐の表と裏側を合わせると、願いが叶うという「叶」の文字になります。
お守りと同じように表面には見える位置に、裏面は上着で少し隠れる位置に入れ、この道着自体がお守りになりますように。そんな想いを表したくて右太腿の表裏に入れました。
長くなりましたがこの道着が欲しいと思って下さった方がいらっしゃいましたら嬉しいです!
読んでくださった方ありがとうございます!
■ ■ ■ 商 品 詳 細 ■ ■ ■
・今回の販売は、白道着(刺繍:赤×青)、青道着(刺繍:白×赤)、の2色です。
・今回の道着生地はリップストップを使用しております。
・道着はたくさん着ていただけるよう丈夫で軽い素材となっております。
・刺繍は、あわじ結び(1種類)、二重叶結び(2種類)
・今回も小柄な女性の為に、A00サイズもご用意できます。
<色> 白道着(White) / 青道着(Blue)
<サイズ>  A00〜A5 (A00サイズは私が着ているサイズです。150cm/50kg)
≪ご注意≫
(1)この商品は綿製品です。収縮率を考慮してご購入下さい(上着収縮率約8%、パンツ4%)。
(2)商品は完全受注品になります。サイズ交換および返品不可ですので、熟慮してご注文をして頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
☆全国送料無料☆
【税込価格】18,000円
※上記価格はお振込でのお支払い価格となります。(振り込みではなく直接手渡しも可能です。)
※お振込み手数料は購入者様のご負担とさせて頂きます。予めご了承くださいませ。
※クレジットカード決済が出来ません。申し訳ございません。
※完全受注生産の為、商品の発送は7月下旬頃を予定しております。
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Photo by a @quintet_pr 📸✨

うれしかったこと

嬉しかったことがあります。

なべちゃん(渡邊雄一郎)が柔術初勝利。
山田くんが黒帯初勝利。
加藤さんが紫帯初優勝。
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一番右の人、なべちゃん。
内容はともかく、練習は常に頑張ってやってきました。
努力してきたのは充分わかってます。
だからこそ内容はなんでもよかったのでとにかく勝ってもらいたかった。
そう言う意味で今回の初勝利は嬉しかったです。
そして期待通り今日も一番のりで初心者クラスに来てくれました。
次は優勝してもらいたいので全力で応援します。

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一番左の人、黒帯初勝利の山田くん。
エントリーリストに世界チャンピオンがいるのをみていつもなら妥協する性格なのに今回は一歩前進したと思う。
正直現時点では到底勝てる相手ではありませんでした。
が、精一杯感は僕は伝わりました。
次はもう少し自分を出せるようにしてもらえたらなーと思います。

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左から2人目、最後にT-GRIPの加藤さん。
マスター4でエントリーするも相手不在でマスター3に変更。
さらに試合前にまさかのギックリ腰。
欠場も頭にはあったと思います。
そんな中で3勝しての初優勝はすごいの一言です。
このほかにも嬉しいことだらけだったんですが、それはやっぱり勝ち負けという結果ではなくて課題を持って練習してきて試合にチャレンジしたということが一番良かったと思います。
次の試合からは令和時代です。
新時代もこんな感じで頑張ってやってきましょう!
諦めなきゃいいことがある!

東日本選手権、団体3位入賞でした

昨日は東日本選手権でした。

11名出場、うち無差別出場4名ののべ15名、結果優勝7名 準優勝5名 3位3名 という全員が入賞でした。
そして途中経過で団体3位だったのですがオープン級が始まったばかりだったこともあり、、、撤退!
その後リードを守りきり団体3位入賞だったようです。
関係者の皆さん、ごめんなさい!
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そんなわけで全員がメダルを持って帰ってきてくれました。
中には不戦勝だったり負けメダルだったりと悔しい内容もあったと思います。
団体優勝は常に意識はしてます。
けどだからといって負けたからこのヤローとかそういうのはないです。
何人かいたのですが試合が終わって謝ることはしないで大丈夫です。
勝つために頑張ってくれてる姿を見せてくれるだけで結果は二の次です。
練習やセコンドの指示を聞かないとかで負けるならともかく、一緒懸命頑張ってくれたならそれでいいですから。
次に結果を出せるように頑張ってくれれば大丈夫です。
むしろ団体優勝出来なかったのは出場者が少なかったわけで、出場を増やせなかった自分の責任なんで。
また団体優勝出来るように頑張って練習していきましょう!

東日本柔術選手権

白帯マスター2 フェザー級
渡邊雄一郎
初戦◯P4-0 AD1-1
準決勝●P0-11
※3位入賞IMG_5116
青帯マスター2 ライトフェザー級
石塚道春
初戦◯マタレオン
準決勝◯P5-2AD0-1
決勝●腕十字
※準優勝
青帯マスター2 ライト級
小野田智
※3位入賞
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青帯マスター2 オープン級
小野田智
※準優勝
初戦●腕十字
敗者復活戦◯不戦勝
決勝●
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青帯マスター3ライト級
石井貴樹
初戦◯P2-0 AD1-0 PN0-1
決勝◯P4-0AD1-0
※優勝IMG_5119
青帯マスター3ミドル級
東谷輝彦
初戦◯P2-0
決勝AD1-0 PN0-2
※優勝IMG_5122
青帯マスター3オープン級
石井貴樹
初戦◯
準決勝◯
決勝◯P9-0
※優勝
東谷輝彦
初戦◯
準決勝◯
決勝●P0-9
※準優勝
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紫帯マスター3ルースター級
西窪政之
決勝◯
※優勝IMG_5107
紫帯マスター3ライトフェザー級
黒滝裕紀
決勝◯
※優勝IMG_5106
紫帯マスター3フェザー級
加藤佳大
初戦◯
準決勝◯
決勝◯
※優勝
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黒帯マスター2 ライト級
山田洋平
初戦◯AD1-0
決勝●送り絞め
※準優勝
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黒帯マスター3ライトフェザー級
澤田真琴
初戦◯AD1-0
決勝◯AD1-0
※優勝
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黒帯マスター3フェザー級
樋口弘信
初戦●P0-2AD1-0PN1-1
※準優勝IMG_5108
黒帯マスター3オープン級
樋口弘信
初戦●カーフライサー
※3位入賞

Road to World Master 2019 vol.1

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World Master

アメリカ、ラスベガスで開催されるマスター世代、30歳以上の柔術家による世界選手権。
今年も参戦します。
戦いは8月下旬。
しかしもう戦いは始まっている。
あと4ヶ月。
ここからの4ヶ月をどう過ごすのかで結果は変わってきます。
Road to World Master 2019、開幕戦として東日本選手権に出場します。
世界初進出!西窪政之
黒帯デビュー!山田洋平
王者返り咲きへ。澤田真琴
それぞれの想いを胸に、八月の本番に向けて課題、経験、そして結果を求めて頑張りますので応援よろしくお願いします!

練習を続けていくコツ II

自分は中学が私立学校だったため高校入試を受けることなく高校に進学しました。

そのため中学のときにやらなきゃいけない勉強を疎かにし結果的に大学に行くのに2年浪人生活をしました。
当時は無駄な2年だと思ってました。
けど今にして思えばいい経験になってます。
なぜかというと。
浪人中は代々木にあった代々木ゼミナールに通っていたんですがここはもうほんと講師がたくさんいて人気の講師になると前の方の席を取りたいがために下敷きを部屋の前の廊下に置いて場所取り。
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アンパンマンの歌を歌う西谷先生

アンパンマンの歌を歌う講師もいれば、そういう色物系を批判する基礎をしっかりやれ系の講師がいたりといろいろと楽しめました。
最終的に自分の信じた講師は基礎を理論的に解読する先生だったんですが。
現代文の講師にちょっと邪道系な方がいて、設問の作り方から解答を解読する?みたいな。
マークシート形式の四択を問題製作者の意図から解答を導くみたいなのを教える講師がいたんです。
もうこれは学力があるとかは二の次です。
根本的に頭を良くするというよりは頭をずる賢くする感じ。
僕は自分のクラスの必須の講師になってたので最初はこの授業を受けてたんですが流石に浪人中にこれにかける気にはなれず受けるのやめました。
まあ、そんなのはどうでもいい話なんですが。
何がいい経験になったかというとやっぱり教える人にも個性があるということをこの2年で見つけることができました。
学校生活だと決まった担任でやっていかなきゃいけないため講師の選択という考えはなかったと思うんです。
なんでこんな話をするのかって?
僕の道場論はここがスタートだからです。
格闘技の道場もこれでいいと思います。
試合思考の道場、細かくわけたら試合思考でも水を飲むなの昭和スタイルもあれば冷暖房完備で最新のマシーンを取り入れたトレーニングをしたり、フィットネス思考でも格闘技ファンの集いみたいなみんなで集まってちょっと練習したら飲みに行こう的なものまで。
とにかくいろいろな特徴の道場があって習いたい人がそれぞれ自分が好きな特徴のところでやればいい。
その方が教える側も教えられる側もストレスがないから長く続けられる。
僕は自分が試合に出場するために当時所属していたパラエストラ東京に練習しに行ってました。
自分の家の近くで練習したいという理由で道場を作ったので今の道場になったわけです。
だから逆に試合に出場したくない人をはじめ合わない人には合わないのはわかってました。
全員が全員満足する環境というのは難しいわけでそれは満足する母体を探せばいいのではないでしょうか?
逆に単純に運動不足解消、趣味を持ちたい、友達を作りたいなんかの理由ではじめた人でも今や海外で試合するようになった人もいます。
先日のQUINTETで頑張った澤田明子も入会当初はキック会員だったわけだし、その頃からしたらまさかQUINTETのようなプロの試合に出るなんて考えもしなかったと思います。
要するに継続していればどんなにでも変われます。
継続するために自分に合った場所を探すことが一番大切だと思います。

練習を続けていくコツ

新年度に入って生活スケジュールが変わることもあります。

俺はプロになる!という人は最近はあまり見かけなくなってきたのでいいのですが会員さんやこれから格闘技を学びたいという方に一番多い趣味、もっと軽く身体を動かしたいという方に練習を続けられる方法を今日は話したいと思います。
それは自分だけのペースを作ること。
例えば毎週水曜日と金曜日のキッククラスは参加する。
どうしても参加できない時は代わりに日曜の朝にして週2回の練習時間を確保する。
とか、
週1回しか出れないけど最低でもそれは守る。
とか自分ルールを作ってそれを守るようにして行くことです。
守れなかったらその週は飲まないとかもいいですね。
今日は雨だからやめておこう。
今日は明日の朝が早いから。
人は自分を正当化する言い訳を考えます。
僕も以前はそうでした。
御茶ノ水の小汚いビルの地下一階の鉄の扉の前で男たちの息づかいを聞いてせっかく道場に行ったのに今日はちょっと調子が良くないから帰ろうと帰ったことがありました。
でもそういう日は、そういう自分に嘘をついた日の夜は眠れないもんです。
逆に勇気を振り絞って扉を開けるとその日は必ず練習してよかった!調子が悪いとか明日の朝が早いとかまったく忘れて清々しい気持ちでぐっすりと眠れました。
自分ルール。
それを自分の目標に合わせて強度を上げていけば定期的に練習ができてだんだんと結果が出てくると思います。
ちなみにここでいう結果とは試合で勝つということではなく体重が落ちたとか体力がついたとか自分の中での結果で構いません。
ここからはさらに上のレベルの話。
試合で勝ちたい、黒帯になりたい、プロになりたいという人はこの練習時間を増やしていくことが大切。
ここで大切なのは時間を増やしていくということは犠牲を払うということも覚悟しなきゃいけません。
何かを得ようとするなら何かを失わないといけない。
鋼の錬金術師の世界ですね。IMG_5061
自分の練習時間を確保するために睡眠時間を削ったり、就業時間を削っていかなきゃいけない時もあります。
睡眠も仕事はもちろん大事です。
けど試合中にそれだから相手が優しくしてくれるわけはないでしょ?
みんな何かを犠牲にして頑張っているんです。
それが傍目からみたら馬鹿なことかもしれない。
でもそれは価値観の違いであって人にとやかく言われることではないんです。
ただ一つ言えることは今まで道場で見てきて黒帯になれた人はみんなこれがうまい。
これというのは時間の作り方です。
時間の作り方がうまい人というのは仕事ができる人に多い気がします。
週1回でも週3〜4回の隔週でも黒帯になれる人はなれます。
逆に毎日練習に来てもなれない人はなれないで辞めていきます。
何が必要で何がいらないかをしっかりとわかっていて無駄なことをしないんだろうなと思う。
ただ誤解して欲しくないのは無駄な努力もありません。
週1回をきちんと努力していたら何十年かかろうと結果はついてくると思います。
要するに継続は力なりといいたかったんだ。

団体戦の楽しみ方

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団体戦の楽しみ方を聞かれました。
団体戦は決められた体重以内で選手を集めます。
同じ道場から集めるもよし、仲の良いいろいろな道場から集めるもよし。
チーム作りからやると面白い。
でもただ強い人だけを集めて試合し勝つことだけが、やって楽しい見て楽しいではないと思う。
僕は根っからの巨人ファン。
だけどFAで主力ばかり集めた長島巨人はつまらなかった。
個性のある生え抜き中心の藤田巨人が好きでした。
一般的にはつまらない野球と言われてたけど。
4番バッターばかりいても勝てません。
送りバントの川相が好きでした。
緒方が出塁して川相が送ってクロマティと原で返す。投げては斎藤が完投。
野球の話はさておき、格闘技の団体戦の醍醐味も一緒。
よく格闘技は個人競技だからと勘違いしている人がいますがそれは絶対違う。
一人で何が出来る?
練習は相手がいないと出来ません。
格闘技は相手の気持ちを折る競技。
だから気持ちが折れないように仲間がいる。
辛い練習を共にした時間が多ければ多いほど本物の仲間になれる。
個人戦は喜びや悔しさはみんなで共有できるけど苦しさは試合した人しかわからない。
けど団体戦って交代交代みんながみんな試合したり応援したりだから同じ喜びはもちろん苦しさも共有できる。
だから苦しさを感じる分嬉しさも倍増するし、見ている人にも伝わるんだと思う。
今回のBJJ KUNOICHI。
湯浅麗歌子は間違いなくチームの中心でした。
彼女がいなかったらこのチームは成り立たなかったし彼女の代わりは他にはいませんでした。
いや訂正。
チームのメンバー、誰一人として代役はいなかった。
誰一人として欠けてたら戦えなかったと思います。
湯浅麗歌子、杉内由紀、市川奈々美、越後伊織、澤田明子。
僕は越後と澤田がこのチームの不安材料だと思っていました。
越後はこの大会の約1カ月前に試合で足に大きな怪我をしました。
足関節が得意な10thプラネット戦を考えたら怪我をした状態で出場させるのは難しいし、その後の柔術人生を考えたら無理をさせたくはありませんでした。
そのため彼女には内緒で代役を考えてました。
でも彼女がいなかったら決勝のあの試合はなかったわけだし、あれだけの展開にはならなかった。
もう一人、澤田明子。
彼女の実力が足りないのは充分知っていました。
だから越後が大丈夫で代役の人をいれて澤田を外すことも考えていました。
ガッツだけじゃどうにもならないことがある。
そんな彼女に与えた初戦の役割は次鋒に配置し先鋒を抜いた人と引き分ける、もしくは負けてもなるべく力を使わせて体力をけずること。
一本取るということは特にスタミナを使うので澤田が粘ればその分次の湯浅が楽になると言っていました。
実際は秒殺され試合中に悔し泣きをしていました。
それでもそれは想定内でありサラマクマンを削るという仕事は成し遂げたんです。
決勝は置き大将のポジション。
置き大将とは副将が相手チーム大将と引き分けることで一人残りで勝つ作戦でした。
置き大将を置くメリットは副将のエース湯浅が一本勝ち以外にも引き分けを選択できるようになります。
逆に一歩間違えば今回のようにチームの勝敗を決める重要なポジションになる場合もあります。
湯浅が引き分けたときのプレッシャーは想像できないことでした。
多分会場にいた人みんなが最後は秒殺されて終わると思っていたと思う。
けどあの最後まで諦めない試合は心を動かされました。
今思えばこんな役割はあっこにしか任せられなかったと思う。
普通、自分なら絶対嫌だから。
試合結果としては負けたけどKUNOICHIの心は誰一人として折れていませんでした。
もうそれだけで充分。
湯浅麗歌子は責任感が強い人間です。
同世代の子をこれまで見てきたけどいわゆるゆとり世代で僕は信用も信頼もしてきませんでした。
しかし彼女は違った。
強いだけでなく内面もしっかりしている。
逆にもっと楽にしていいよって思うくらい。
それができないのが彼女の良いところだし悪いところでもある。
そんな彼女だからKUNOICHIのみんなは応援したと思うし、みんな頑張った。
それで成り立っていたのがKUNOICHI。
TEAM BJJ KUNOICHIは湯浅のチームであって湯浅のチームじゃない。
このよくわからないのがKUNOICHIの忍法です。
こんな様々なドラマがあるから団体戦は面白い。

TEAM BJJ KUNOICHI 2

2018年のアマチュアクインテットで優勝し、女子初のグラップリング団体戦に望むまで実にたくさんのことがありました。

アマ優勝メンバーの離脱。
新メンバー市川の加入。 
越後の負傷。開催直前だったので彼女には内緒でひそかに代役をリストアップして探しオファーもしていたのも事実です。
開催が近づくにつれメンバーへのプレッシャーも半端ないものになっていきました。
特にエース湯浅へのプレッシャー。
チーム最年少へかかるプレッシャーは彼女の責任感の強さがさらに追い討ちをかけるようになっていきました。
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攻撃力はチームナンバー1だけどスタミナ不足の杉内由紀。
柔術世界女王のエース。だけどちびっこの湯浅麗歌子。
トータルバランスがいいけど故障持ちの越後伊織。
意外性と根性はあるけど実力不足の澤田明子。
柔道の実績はピカイチのチームの精神的支柱、けどグラップリングは初めての市川奈々美。
一人一人の不安要素をメンバー全員で補っていったのがこのTEAM BJJ KUNOICHIでした。
このメンバー全員がいなかったらこのパフォーマンスは出せなかったと思う。
自分の試合以外でこんなに感動したのは久しぶりです。
このチームは最高です。
準優勝。
ということはまだまだ伸びしろのあるチームです。
このチームの冒険はまだ始まったばかり。
完成形を見てみたいとおもいませんか?IMG_5037
みんな、ありがとうー